令和4年度森林資源循環利用林道整備事業(開設)林業生産基盤整備道 糸郷谷線(1工区)

糸郷谷線の道路に擁壁等を設置して幅員を拡張する工事。

今回の工事は主な構造物としてテールアルメ垂直擁壁工及び補強土壁工がメインの工事で、現場作業箇所は地元住民の方の生活道路として使用されてる道路なので通行止めは行わず地元の方々が通行する際は、その都度工事を中止して重機を移動するなどして対応しました。また、2工区側との工程調整を密に行うことで両業者とも施工に支障の出ない様に心掛けました。常に隣接工区及び地元住民への配慮をしながら現場作業を進めることは大変でしたが、無事故無災害で竣工できました。

山岳地帯という現場特有の条件から、当初の設計から工事内容を変更し対応する事となったため、工程の調整や資材調達など様々な問題も発生しましたが、その都度発注者との協議を行いながら無事故無災害で現場作業を終えたことは良かったです。初めてテールアルメ垂直擁壁工や補強土壁工という工種を扱いましたがメーカーの方から直接施工指導を行ってもらい、現場作業時もみんなで話し合いながら作業を進めたことで出来ばえも良く仕上がったと思います。今回の工事で作り上げたものは形として残る上に道路の拡幅等にも繋がり利便性も高まることから改めてやりがいのある仕事だと感じました。